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根底にあるもの
稽古生の皆様が快適に稽古に取組めること、です。
武道とは何か
千葉道場においては、武道の道場として、絶対に失ってはいけない考えがあります。
それは「武道とは、暴力の対極に位置するもの」ということです。

千葉道場においては暴力を大きく三つの段階に分類しています。

(1)「実力行使による暴力」
(2)「言葉による暴力」および「態度による暴力」
(3)「雰囲気による暴力」

(1)は殴る蹴るなど具体的な例として分かりやすいかと思います。
(2)も「言葉による暴力」は分かりやすいでしょう。威圧、嘲笑、無視は「態度による暴力」と考えられます。
そして、(3)の「雰囲気による暴力」という概念ですが。これは上記(1)や(2)のように意識的に行われないが、身近な人に対しての無関心や、自分の問題でイライラして身近な人にも嫌な思いをさせるような例です。

武道の道場は、暴力の練習をしているのではありません。
初心者の方、女性やご高齢の方、体力に自信がない方、精神的に弱いと感じられている方が安心して稽古に取組めなければいけません。
他の方への配慮
「いじわるな先輩がいたら、どうしよう」と、ご心配される方もいらっしゃるかもしれません。
人間関係において、誰もが嫌な思いをしないように、細心の注意を払っています。
古くからの会員だから、勝手を許す、ということはありません。
新しく入られた方でも、今後何十年とお付き合いがあるかもしれません。

人それぞれ、人間関係のスタンスがあります。オーブンであけっぴろげな人もいらっしゃるでしょうが、人間関係が不得手な人や、あまり自分の事に関わって欲しくない人もいらっしゃるでしょう。千葉道場は、そうした方を大切にしたいと考えています。

遠慮なく他人のプライベートに踏み込む言動。
仲が良い者どうしだけで固まる雰囲気。
このようなことは、武道を学ぶ場において、到底似つかわしくない状況だと千葉道場では考えます。
初心者を大切にすること
大切にする、といっても、いろいろです。
最初から何でも教え過ぎても、消化不良になり、疲れ過ぎてしまうでしょう。
優しくし過ぎても、それが当たり前と思ってしまうと、依存心ばかりが強くなってしまいます。

失敗はして当たり前。覚えられなくても当然。
入門したばかりの方は、道場に来るだけでも相当な気疲れをしています。
それは誰もが経験してきたことでしょう。

家で道場に向かう準備をして、道場に向かい、稽古をして、家に帰るまで、それが稽古にいらっしゃる皆さんの疲労です。
その疲労が楽しさの代償となるまで、少々の時間は必要かもしれません。

それを全員が理解すること、だから新しく入った人を大切にしていかないといけません。
合気道は個人技ではありません
団体競技と個人競技とスポーツは分かれています。

合気道は、競技ではありませんが、どちかというと個人競技に近いイメージだと世間では認識されているかもしれません。
それに対して、千葉道場は独自の考えを持っています。

例えば、道場全体が一つのチームであると捉えてみましょう。
稽古をプレーと考えてみます。1時間の稽古があれば、誰も怪我なく、皆がそれぞれ何かを学び成長する、ということで稽古が終了すれば、千葉道場チームの勝利となるのです。
道場とはそういう一面もあると千葉道場では考えています。

そう考えれば、道場生一人一人が道場とはどういうところかをきちんと理解していること、つまり選手としての自覚を持つという事がとても大切なことだと分かります。
もちろん、稽古はプレーではないことは言うまでもありません。
ニュアンスとして捉えて下さい。
何しに来るのか?
○自分の力を試しに来た
○自分が強いと、あるいは自分が上手だと他人にアピールしに来た

こういう行為は、結局、自分よりも弱い相手を探しているだけに過ぎません。
強さのアピールは、自らの弱さの自己主張です。
その人が本当に強いのなら、それはリングの上ででも証明すればいいことです。

そして。

「教えたがり」という人がいます。
自主稽古などをしていると、どこからともなくやってきて、質問もしていないのに勝手に講釈を始めるような一般の会員です。
その本質は親切心ではありません。
自分の知識をひけらかし、「教えるー教わる」という立場を強要し、自分がその人より優位に立とうとしているだけの話です。
最悪なのが、そういう振る舞いをする人間に限って、全く合気道の実力がないという事です。

千葉道場の場合、上記のような行動の問題点は全員が意識しています。
体力レベルについて
通常の稽古においては、体力が有り余っている人には物足りないと思います。
以前の千葉道場は、バンバンと進めていました。
他同好会から移籍した有段者が、「体力が追いつかないので白帯をさせて下さい。」と言ってきて、はじめて自分のやり方が悪かったと反省しました。

「休みながらやって下さい。」と自主的な休憩をお願いしても、真面目な人は休まずに稽古を続けてしまいます。
だから、強制的に休憩時間をまめに入れて、皆さんの疲れ具合を見ながら技の説明を行ったりもします。

ともかく、どんなに体力に自信がなくても、続けていけるように工夫した稽古をしています。稽古終了後には自主稽古の時間がありますので、体力が余った人はそこで使い果たして下さい。

瞬発力、持久力という力がありますが、人間にとって一番大切な力は回復力だと思います。
回復力は、疲れ果ててしまうとなくなります。
稽古は、体力的に物足りない位がちょうどいいと考えています。

疲れ過ぎてしまうと、稽古の帰りに何かあったとき対処できないかもしれません。
そういう事も踏まえて、疲れ過ぎないような稽古をしています。

そして、しばらく稽古を続けていけば、気付けば体力がついています。
それがポイントです。それが千葉道場の指導法です。
人を大切にしたい
いろいろと書いていますが、「人を大切にしたい」という気持ちと、その為には具体的にどうしたらいいのか、という考えを表しました。

最後に久島個人の考えです。
楽しくなければ前向きに考えられないものです。
また、楽しくなければ続かないものです。
稽古に通うこと自体が楽しいことであるのが、本当の稽古だと思います。

千葉道場は生まれたての「ひよこ道場」ですので、一緒に「楽しい稽古」に参加して下さる方をお待ちしています。
「ひよこ道場」ですけど、こっそり世界一を目指しています。
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